Zeebra、風営法改正を前にクラブ印象アップ活動

J-WAVE日曜9時からの番組「SMILE ON SUNDAY」のコーナー「CHINTAI TOKYO DISTRICT」(ナビゲーター:秋元梢)。5月1日の放送では、ヒップホップアーティストのZeebraさんがゲストに登場し、日本語ラップの現在と未来について語りました。

元キングギドラのメンバーで、解散後も日本語ラップシーンを牽引してきたZeebraさん。現在はテレビ番組「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」の企画立案を手がけ、次世代の育成や環境づくりに力を入れています。

次世代の日本語ラップシーンが再び盛り上がっている昨今。中高生のアーティストたちが活躍できる場を作ったり、ラジオやテレビなどで彼らの音楽を聴いてもらう機会を増やしたりと、90年代半ばに一大ブームを築き挙げたZeebraさんだからこそできる活動でしょう。

そんなZeebraさんは「クラブカルチャーを守る会」の会長として、風営法の改正やクラブでのマナー啓蒙などの社会活動も行っています。クラブは現在、午前0時過ぎ、一部店舗では午前1時以降の営業が禁止されていますが、Zeebraさんらの活動もあり、今年6月23日より一部の場所で午前5時までの営業が認められることに。新法施行を前に、Zeebraさんはクラブのイメージチェンジにも取り組んでいるといいます。

Zeebra:周辺地域の人たちにとって、クラブはやはりマナーが悪いという印象がある。人が騒いでうるさいとかクラブの周りは汚れるとか。でも、クラブと言いながら町のひとつのお店だから、地域と共存していく活動として、営業後にDJやアーティストがゴミ拾いをして歩いたり、マナー啓蒙の映像を作ったりしている。

秋元梢:深夜遊ぶ場所がどんどん狭まっていったことで、発散する場がなくなっておかしくなっていると思います。音楽や踊りが好きな人はきちんとマナーを守っていても、ハロウィンやサッカーイベントで街が汚れたり。みんながZeebraさんを真似できたらいいですよね。

Zeebra:俺自身はゴミ拾いがカッコいいとは思ってなくて。俺がゴミを拾っているのを見て、ゴミを捨てたらヤバイかなと思うだけでもいい。「営業時間を長くしろ」と権利を主張する分、やるべき義務もある。その義務の部分は、大人チームが頑張ればいいかなと。

新法の施行や自身らの活動によって、今後は海外のように大企業が、スポンサーについたり、クラブを作ったりする動きも出てくるのでは、と話すZeebraさん。ダンスミュージックフェス「ULTRA JAPAN」が爆発的人気を見せる中、「高校生RAP選手権」などでハマった若者たちには、18歳を過ぎたらクラブに遊びに来てほしいとアピールしました。

Zeebraさんは、5月21日にシアターブルックとキングギドラとのツーマンライブを開催。次世代ラップ界を育て見守る、Zeebraさんの伝説的ステージは必見です。

■関連サイト
「CHINTAI TOKYO DISTRICT」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/district/

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